Latest News

ボルジャ、ブランズハッチでトップ10フィニッシュルーキーシーズンを5位で締めくくる

16歳の日本人ドライバーボルジャ・ダグラス(ダギー)は、最終戦でもトップ10圏内でフィニッシュしてルーキーカップ5位を確保し、英国F4のデビューシーズンを手堅く締めくくりました。 2021英国F4の最終戦で、ダギーはJHRディヴェロップメンツに移籍。このチームはドライバーとチームの両部門のランキングトップで最終戦に臨んでいました。ブランズハッチサーキットは今季のシリーズとしては再度の訪問となりますが、今回はフルコースのGPサーキットでの開催でした。ダギーはレース週末に先立って行われたテストで、戦闘力のあるペースを見せていました。 ダギーはすばやくチームとマシンに馴染んで土曜日の朝の予選に備えていました。その予選では赤旗による中断もありましたが、ダギーは良いラップを連発していました。残念なことに最速のラップはトラックリミットで抹消となりましたが、それでもダギーは予選を10位で終え、レース1をグリッド5列目からスタートすることになりました。 激しかった予選での戦いに加えて、土曜日には2レースが開催される忙しいスケジュールでした。レース1でもダギーはライバルたちがバトルをしかけてくるなか、順位を守りとおしました。20分間のレースで、ダギーは8位でゴールしました。レース2は、タイトなレース日程のなかで開始が遅れてレースも短縮となりました。このレースはリバースグリッドでダギーはグリッド8位からのスタートでした。 トリッキーなスタートのなかで、ダギーは10位に順位を落としましたが、4周目までに9位に挽回。9位で数周過ごして、トップ10フィニッシュが視野に入ったところで、素晴らしい追い抜きをしかけたように見えました。が、残念なことにこれがうまく行かず、13位に後退してしまいました。レースが短縮されたことで、ダギーが順位を挽回するチャンスがなくなってしまいました。がっかりした結果でしたが、ダギーとチームは次のレースに向けて視点を換えて、シーズンを好結果で終えることに目標を定めました。 この土曜日の午後には今回ダギーが所属したJHRディヴェロップメンツチームがドライバーとチームの両部門で今季のチャンピオンを確定しました。 土曜日のレースを終えて、ダギーのコメント: 「JHRでの初レースを楽しみました。望んだとおりの結果にはなりませんでしたが、数多くのことが学べましたし、これをもとに明日のレースを組み立てようと思います。また、JHRチームとマシュー(・リース選手) にチャンピオン獲得おめでとうと伝えたいです。」 英国F4の今季最終戦は日曜日のランチタイムのあとに行われました。ダギーはグリッド14位からのスタートで、前のレースからの挽回を期しました。いつものように、モータースポーツ界の未来を担うスター選手たちは目を見張るようなレースを展開してくれました。そのなかで、前を走る選手との接触を避けるダギーの走りを、レース実況がたびたび称賛していました。14周のレースを終えて、ダギーは11位でした。見事な結果でした。 F4初シーズンを振り返って、ダギーのコメント: 「今季のご支援すべてにとても感謝しています。支援をしてくださった皆さん、コーチ、選手権、JHRとカーリンチーム、すべてが素晴らしく、とてもありがたく思っています。最終戦は予定通りには行きませんでしたが、今シーズンの進歩を誇らしく思い、また、このような競争の激しいシリーズに参戦できたことを感謝しています。」 16歳のダギーは、初のF4シーズンでルーキーカップ5位となり、総合優勝とルーキーカップ優勝各1回をあげ、ルーキーカップでの6度の表彰台にも登りました。

27
Oct
2021

英国F4選手権最終戦ブランズハッチ ボルジャ・ダグラス、JHRディベロップメンツから出走へ

日本のレーシングドライバーダグラス・ボルジャ(ダギー・ボルジャ、16)は、2021年英国F4選手権の第28、29、30戦に、従来のカーリンレーシングに代わってダービーシャーのJHRディベロップメンツから参戦します。 JHRディベロップメンツは1995年の創業以来フォーミュラ―やスポーツカーのシリーズに数多く参戦し、今季の英国F4選手権でも好成績を収めています。現在JHRチームは英国F4選手権のドライバーズランキングのポイントリーダーで、同選手権のチームランキングでも2位につけています。 今シーズンこれまでカーリンのブルーのマシンで戦ってきたダギーは、クロフトでの初優勝やルーキー部門の表彰台も幾度も獲得してきました。ダギーは、カーリンチームが年間を通して行ってくれた努力と支援に感謝するとともに、将来またともに仕事ができることも期待しています。 「今週末JHRから参戦できることを楽しみにしています。カーリンは今シーズンとても良い支援をしてくれて、F4初シーズンだった自分をガイドしてくれたことに感謝しています。2022年のオプションを考えると、この今季最終戦をJHRで戦えることは、あらたな挑戦であるとともに、自分のポテンシャルを示す機会にもなります。」

20
Oct
2021

ドニントンパークで見事なペースを発揮したボルジャ、ルーキー部門の表彰台へ

日本人ドライバーのボルジャ・ダグラス(ダギー)は、ドニントンパークでの英国F4選手権第5ラウンドを5位とルーキー部門の表彰台獲得で、首尾良くまとめあげました。カーリンのドライバーであるダギーは、土曜日の予選で良いペースを示し、週末の3レースでもクリーンなパフォーマンスを見せました。 ダービーシャーにあるドニントンパークサーキットは周辺の騒音規制があるため、F4のプラクティスは木曜日に行われました。午前のセッションはもっぱら各選手と各車のコースへの慣熟のために使われていました。一方、午後のセッションではダギーがとても有望なペースで走行し、この日のトップ10圏内につけました。金曜日は走行がなかったため、ダギーはコーチとエンジニアとともに1.9マイル(約3.1km)のコースを歩いて、翌朝の予選に備えました。 ドニントンパークでの土曜日は、珍しく明るく晴れた日になりました。お昼前にF4は予選のスタートを待つ隊列を組みました。以前このコースでのテスト経験もあったダギーは好感触で予選に挑みました。実際ダギーはすぐに力強いラップを重ねました。ダギーはチャンピオン争い中の選手たちに挑み、予選の大部分を5位につけていました。20分間の予選が終了した時点で、ダギーは7位となりました。これはカーリンのチームメイトたちよりも前で、ポールポジションからも0.5秒差でした。残念ながらダギーは前回のシルバーストン戦での接触からグリッドペナルティを受けていたことから、レース1は12位からのスタートとなりました。 充分に戦えるペースがあるとわかっていたダギーは、レース1では順位を上げることを目標とし、実際それを実現しました。接戦のなかでも、ダギーは接触を避けて10位に入り、ポイントを稼ぎました。しかも、カーリンのチームメイト二人を後続に従えての入賞でした。ここからは、より良いグリッド位置からのスタートになる日曜日の2戦に集中することになりました。 初日のレースを終えたダギーのコメント: 「予選での7位のパフォーマンスに満足していましたし、そこからレース1でポイントも獲得できてうれしいです。明日もこの勢いを維持して行きたいです。」 ダギーとチームは、日曜日朝のレース2は厳しいものになるとわかっていたため、新品タイヤはレース3用に温存させました。にもかかわらずダギーは好スタートをきり、1コーナーでタサナポール・インスラフューヴァサクにプレッシャーをかけていました。しかし、接触事故を避けるためにダギーは引いたところ、他の数台にも抜かれてしまいました。順位を落としてしまったあとは順位挽回が目標となり、セーフティカーが2度導入される忙しい展開のレースのなかダギーは11位でフィニッシュしました。 この週末最後のレースでは、ダギーはグリッド6位からのスタートで、温存していた新品タイヤで臨みました。トリッキーなスタートになったことで、シグナルが消灯した瞬間からダギーはプレッシャーを受ける立場となってしまいましたが、20分間のレース中ダギーはチームメイトでチャンピオン候補のジェームス・へドリーをはじめ数台を抑える巧みな防戦を展開しました。一時は7位に順位を落としたダギーでしたが、前方での混乱も味方につけて、ダギーは5位でチェッカーを受けました。力強いレース展開による入賞に加えて、ダギーはルーキー部門で3位となり、表彰台にも登りました。 レース3を終えて、ダギーのコメント: 「スタートからゴールまで緊迫したレースでしたが、この週末を好結果で締めくくることができました。応援してくれたファンの皆さんやカーリンチームの皆にも感謝しています。」 ココロ・パフォーマンス代表、キーレン・クラークのコメント: 「シルバーストンでの落胆のあと、ダギーにとって大事だったのは再び戦うということに尽きました。予選のペースでも3レースすべてで良い防戦ができたのは、とても満足しています。次のレースの前に、我々はダギーが将来より多く表彰台に登れるように、攻めのドライビングをフルチューンします。」 ボルジャ・ダグラスは、10月23-24日にブランズハッチサーキットのGPコースで開催される2021英国F4選手権最終ラウンドに臨みます。 写真:Jakob Ebrey  添付された画像はオンラインと印刷媒体用です。

12
Oct
2021

シルバーストンは落胆の週末 次のラウンドに照準を定めて

日本人ドライバーのダギーことボルジャ・ダグラスは、クロフトでの英国F4選手権優勝の翌週にシルバーストンでのレースに臨みました。が、16歳のダギーとチームにとって、マシンにダメージが及ぶ出来事もあり、厳しいものになりました。それでもダギーは頑張りをみせて、レース3ではポイントも稼いだのでした。 灰色の空と霧も出た土曜日の朝、F4クラスの各車は予選開始に向けて整列していました。金曜日のテストでペース不足で苦しんだカーリンチーム勢は、週末を通して挽回しようとしていました。予選でのダギーはウォームアップの周回を重ねたあとアタックラップに入り、トラフィック(遅い車両)を避けながら堅実なラップを重ねました。シルバーストンのナショナルサーキットのラップタイムは56秒ほどで、予選での全17台のタイム差はきわめてタイトなものになります。20分間のセッションが終了し、ダギーは10位からわずか0.05秒差ながら13位になりました。これでダギーはレース1とレース3は13位から、レース2は5位からのスタートとなりました。 レース1のグリーンフラッグが振られる頃には、少し霧も晴れました。ダギーはチームメイトたちと並んでのスタートで、カーリン勢は4台とも良いスタートを切りました。しかし、ダギーはコースを外れ隊列の最後尾に落ちてしまいました。ダギーは失った順位を挽回できると考えていました。実際、ダギーは最後尾から一時12位にまで挽回し、さらにチームメイトのジェームス・へドリーとのバトルになりました。しかし、二人はウェリントンストレートで並び、ダギーはまた13位になってしまいました。結局、ダギーはチェッカーフラッグまでその順位を堅持しました。25号車のダギーにとって落胆する展開でしたが、レース中有望なペースを叩き出してもいました。 土曜日を終えたダギーのコメント: 「予選は厳しいものでしたが、セッションを通してマシンからすべてを引き出したと思います。レースでは自分のミスでフロントウイングにダメージを負ってしまい、レースの間中難しいものになってしまいました。チームに申し訳ないです。」 厳しい日となってしまいましたが、ダギーはカーリンチームのテントを訪れたファンたちと写真に納まったり、サインをしたりして、楽しい時間も過ごしました。 土曜日の朝のレース2は5位からのスタートで、後方からランキング上位の選手たちが迫ってくるという位置でした。それでもダギーは表彰台をめぐる戦いができるという自信がありました。ところが、フォーメーションラップで1番グリッドの付近にマシンから漏れたオイルが落ちていました。コースマーシャルたちがオイルの処理をするため、レースの開始がやや遅れることになりました。この遅れがBTCC(英国ツーリングカー選手権)のテレビ放映時間に影響しそうになることから、英国F4はBTCCのレース1の後に延期されてしまいました。しかし、レースに向けて集中して気持ちを高めていた若い選手たちにとって、この1時間の延期は厳しいものになってしまいました。第23戦(レース2)がやっと始まると、ダギーは好スタートからすぐに4位に上がりました。他車のトラブルにより短いセーフティカーが入ったあと、ダギーは3位をうかがい仕掛けはじめました。すぐ後ろにはチームメイトのタサナポール・インスラフューヴァサクも従っていました。ところが、3位争い中にダギーとデビッド・モラレスが接触。ダギーの車両はコース外へと飛ばされてしまい、フロアにダメージを負ってしまいました。このダメージでダギーはリタイアを余儀なくされてしまいました。表彰台が見えていただけに、残念な結果でした。 この週末の最後のレースでは、ダギーはふたたびカーリン勢のチームメイトたちと並ぶ13位からのスタートとなりました。オープニングラップで各車は激しい順位争いを展開し、コーナーに3ワイド(3台横並び)で飛び込むシーンもありました。そんななかダギーは、ターン2でのバトル中に他車ともつれてコースを大回り。これでダギーは隊列の最後尾に落ちてしまいました。1周したのちダギーはピットへ入りました。ここでチームは素早い作業でダギーを送り出し、ダギーはふたたび挽回へと向かいます。レース2を残念な形で終えたことも念頭に、ダギーは全力で集団を追いかけました。前方での出来事によってセーフティカーが入ったことも、ダギーにとって有利になりました。ダギーはその先のごたごたには巻き込まれないようにしながらも、レースの間中力強い走りを展開。他車のリタイアもあって10位で完走しました。途中、360度一回転するスピンも喫しましたが、スピンから止まらずにそのまま走り続け、そのマシンコントロールの巧さが実況でも絶賛されるという瞬間もありました。いつもと違うレースになってしまいましたが、ポイント1点を稼いだことに加えて、いくつかのポジティヴな点も得られたレースでした。 レースを終えて、ダギーのコメント: 「ここシルバーストンのレースは忘れたいものになってしまいました。毎レースでマシンにダメージを負うなど、困難なときが何回かありました。その都度マシンを直してくれたチームにはとても感謝しています。次のF4はドニントンです。あそこは好きなコースです。ドニントンでのレースで今週の挽回をしたいです。」 ココロ・パフォーマンス代表、キーレン・クラークのコメント: 「モータースポーツには良いときもあれば悪いときもあります。先週末の優勝という良いときのあと、今週末のシルバーストンは残念なイベントになってしまいました。しかしながら、これもダギーにとって良い学習となるでしょうし、ダギーがこれからモータースポーツの道を進んでいくなかで思い出していくことにもなるでしょう。我々は次のラウンドに向けて全力を挙げていますし、もっとポジティヴになると確信しています。」 英国F4の次戦は、ダービーシャーのドニントンパークサーキットで10月9-10日に開催されます。

5
Oct
2021

ボルジャ、クロフトでF4初優勝

日本人レーシングドライバーのダギーことボルジャ・ダグラスがクロフト・サーキットで開催されたレースで英国F4初優勝を果たしました。予選こそ残念な結果ではありましたが、レースでのダギーはその才能を発揮して、追撃してくるライバルを4周にわたって抑え続けてリードを守り、優勝したのでした。 今回のイベントは金曜日のテストデーから始まり、ダギーも他の選手もヨークシャーのクロフト・サーキットへの慣熟にあてていました。この金曜日に2回行われたセッションとも、ダギーはトップ10圏内のフィニッシュとなり、この週末が有望なものになる可能性を示唆していました。 土曜日は予選と二つのレースが開催され、F4ドライバーたちにとって忙しい日となりました。予選の序盤、ダギーは良いペースで走っていましたが、その直後に草地に出てしまい、そのまま滑ってバリアに衝突。予選中断の赤旗を出してしまいました。幸いダギーに怪我はありませんでしたが、マシンはサスペンションやホイールにダメージを負ってしまいました。ここでチームは3時間後のレース1に向けてマシンの修復を行うという大仕事をやってくれました。 予選でタイムが出ていなかったため、ダギーはレース1とレース3でグリッド16位からスタートとなり、リバースグリッドのレース2ではポールポジションからのスタートとなりました。カーリンチームのクルーたちの努力の結果、レース1の30分前にはマシンの修復が終わり、ダギーは出走できました。グリッド最後尾となった16歳のダギーにとってのレース1での目標は、順位を上げることと、ポールポジションからスタートできる午後のレース2のためにマシン壊さないことというものでした。ダギーはレース1を15位で完走すると、レース2の準備へと集中しました。 レース2はF4で初のポールポジションからのスタートでしたが、ダギーは落ち着き払って、見事な走り出しを見せました。トップのダギーはチームメイトのカイ・アスキーとタサナポール・インスラフューヴァサクを従えました。この3人は4位以下を引き離してカーリン勢の表彰台独占を予感させました。すぐにインスラフューヴァサクがアスキーに迫り、2位争いとなりました。後方での2位争いを尻目に、トップのダギーは攻めた走りを続けました。 大胆な動きで2位となったインスラフューヴァサクは、次にトップのダギーに挑んできました。過去のレースから学んだことをもとに、ダギーは堅実な防戦を展開。チームメイトの動きを読んで、トップの座を守っていました。この戦いは、1周2.1マイル(3.4km)のコースで少なくとも4周にわたって繰り広げられました。ダギーはずっと優位を維持し続け、トップでフィニッシュ。ピットウォールから優勝を祝福するクルーたちに手を振りながらのゴールでした。 F4初優勝を果たしたダギーのコメント:  「英国F4で初優勝ができたのは、特別な瞬間でした。アダム、ディーン、ニールをはじめカーリンチームのメンバーたちの今シーズンの信じられないほどの努力に感謝してもしきれないくらいです。とくに今回は今日のレースに向けてマシンを直してもくれましたし。この勝利は彼らのおかげでもあります。またココロ・パフォーマンスチームにも感謝しています。僕たちがともにやってきたことが結実したように思います。この勢いを明日のレースとこれからのラウンドに維持していきたいです。」 日曜日のレース3も最後尾からスタートになりますが、前日の優勝で勢いをつけたダギーは全力を出し切る姿勢でレースに臨もうとしていました。F4ドライバーたちはスタート時間の午後2時まで待ったあと、クロフト・サーキットの観衆の前にマシンを並べました。 オープニングの2周は動きが多い展開でしたが、ダギーは2台のアーデンチームのマシンと戦いながらもクリーンな走りをしていました。そして、前方でのインシデントのおかげで、ダギーは13位にあがりました。ここからダギーは13位でのレースを続け、厳しいスタート位置から順位を上げてゴールしました。 週末最後のレース振り返って、ダギーのコメント:  「レース3は最後尾からという厳しいスタートでした。2周を終えたあとは順位を上げることが難しかったです。でも、レース中良いバトルやポジティブなところがかなりありました。こうした部分を来週にもつなげます。今週末も応援ありがとうございました!」 ココロ・パフォーマンス代表、キーレン・クラークのコメント:  「今週末ダギーのF4初優勝を見たのは、本当に信じられないくらいうれしい瞬間でした。ダギーはシーズンを通してずっと頑張ってきていたので、このような結果はずっと待ち望んできたものでした。今週末の成果はダギーにとって前へ進むための自信を増すことになると思いますし、今後のラウンドでの成果も楽しみです。」 英国F4選手権は今週末も連戦で、第22、23、24戦がシルバーストンサーキットで開催されます。 英国F4選手権は今週末も連戦で、第22、23、24戦がシルバーストンサーキットで開催されます。

21
Sep
2021

ボルジャ、スラックストンで見事なリカバリー

今季シリーズ2度目の開催となったハンプシャー州のスラックストンサーキット。ダギー・ボルジャは自身のNo.25 のマシンにはやや向かないこのサーキットでも最大限のポイントを稼ごうと臨んでいました。そして、週末を通していくつかのつまずきがあったものの、16歳のダギーは日曜日のファイナルレースで力強い走りをして好印象を与えました 。 F4が3セッションもあるという過密気味なスケジュールの土曜日は、まず予選から始まりました。新品タイヤを装着したダギーは、2周のウォームアップラップを入れてから、他のカーリンの3台とともにアタックに入りました。ペースがやや落ちると、ダギーはピットに戻って2セット目の新品スリックタイヤを装着。予選セッション中盤にコースへと戻りました。最終的にダギーは1分13秒372を記録。このタイムはどのチームメイトよりも速く、レース1には10位、リバースグリッドのレース2には7位となりました。しかし、ダギーの予選2番手タイムはやや遅く、日曜日のファイナルレースのスターティンググリッドは14位になってしまいました。 週末最初のレース1で、ダギーは良いスタートから1周目の間にアイデン・ニートから9位の座を奪い、先行集団にプレッシャーをかけました。数周の間順位を維持したあと、ダギーはジョセフ・ロークとジェームス・へドリーとの接触があったもののダメージもなくレースを続行。8位にあがります。次の標的はマシュー・リースとジョエル・グランフォースです。ダギーはこの二人に追い付くと、バトルの末6位に浮上。ダギーは勢いもそのままにエドゥアルド・コセテンに迫り、ザ・コンプレックス(キャンベルとコブの連続コーナー)からその先で追い抜きに成功。残り5分の時点で5位になったダギーには、ルーキー部門の表彰台も見えていました。しかし、1周目に抜かれたニートがその仕返しとばかりに迫り、ダギーも必死に防戦をしましたが、残り数分のところでニートに抜き返されてしまいました。ダギーは6位でフィニッシュしましたが、先のロークとへドリーとの件でペナルティをもらい、10位となりました。 土曜日のレース2では、ダギーはグリッド7番手、前にはチームメイトたちがいるところからのスタートでした。この出来事がいっぱいだった20分間のレースで、ダギーはさまざまな経験をしました。オープニングラップでは前でクラッシュがあったためにダギーは減速を余儀なくされ、ライバルたちに抜かれてしまいました。2周目に集団の後方14位となっていたダギーは、そこから挽回を始めました。4周目、ライバル3人を抜いて11位へ。この3人にはレース1の勝者オリバー・グレイもいました。その直後の周に他の二人はふたたび抜き返してきましたが、ダギーは負けずに攻め返します。すぐにローク、ザック・テイラー、クラッシュでマシンにダメージを負ったアビー・プリングを抜いて8位に浮上します。しかし、No.84のロークとの激戦はまだ終わりではありませんでした。15周目にロークはダギーを再び追い抜き、レース時間最後にはロークとダギーをテイラーが抜き去りました。レース結果はダギー・ボルジャの望んだものではありませんでしたが、ダギーとチームは日曜日の最終レースに向けて立て直しに入りました。 難しかった土曜日を終えて、ダギーのコメント:  「今日はプラン通りには行きませんでした。自分としてはかなりうまくドライブできていたのですが、予選も二つのレースとも結果に結びつきませんでした。いくつかのインシデントに遭ってしまったことで後方に落ちてしまい、そこからポイント圏を争うことになってしまいました。」 日が変わって、ダギーとカーリンチームはリフレッシュした前向きな気持ちで日曜日に臨みました。14位スタートなのを念頭に、若きダギーの主目標はクリーンなドライブと簡潔なレース運びで、できる限り順位を上げるというものでした。とても力強いスタートを切ったダギーは、順位を二つあげて11位になり、5周目の終わりには9位にあがっていました。さらに前方でのセーフティカー導入の原因となる接触があり、ダギーはすぐに7位に浮上します。だが、レースはまだ終わりではありません。レースが再開されると、1周2.35マイル(3.79Km)のコースを15周で争われたレースが終了するまで、ダギーは見事なパフォーマンスでその順位を守りきったのでした。 日曜日のレースを終えて、ダギーのコメント:  「この週末を充実した形で締めくくれました。スタート順位から、全力でポイントを獲得に行くのが目標でした。7位はとても良い結果でしたし、これを実現させてくれたチームのハードワークに感謝しています。」 ココロ・パフォーマンス代表、キーレン・クラークのコメント: 「今日はダギーのパフォーマンスの素晴らしい挽回ぶりを見ました。ダギーの心の状態は前日とは異なり、これが結果となって表れていました。このポジティヴな心構えをしっかり会得して、今後のレースでも続けていく必要があるでしょう。」 英国F4は、3週間のブレイクのあと9月18-19日にクロフト・サーキットで3レースが行われます。

17
Sep
2021

熱戦のノックヒル ボルジャはルーキーポイントを伸ばす

前戦のルーキー部門優勝のあと、日本人ドライバーのダギー・ボルジャは英国F4選手権・パワード・バイ・フォードの第13、14、15戦が開催されるスコットランドのサーキット、ノックヒルへ向かいました。そこでの3レースでダギーは粘り強いレースを展開し、今季6回目のルーキー部門の表彰台を獲得しました。 土曜日の朝、晴朗なコンディションのなか予選に向けて16台のマシンが1.2マイル(約2km)のノックヒルのサーキットへと走り出しました。ダギーはクリアなラップがとれ、カーリンのマシンをレース1の7位のグリッドにつけました。そして、他の選手のペナルティからダギーのレース1のグリッド位置は6位になりました。また、予選でのさらなる好走の結果、日曜日のレース3のグリッドは5位になりました。 グリッド3列目からのスタートとなったレース1で、16歳のダギーは良いスタートをしましたが、ターン1とターン3でアウト側から攻めたところをグラベルに押し出されるという、フラストレーションがたまる状況になってしまいました。ここからポイント獲得を目指すバトルを展開したダギーは、カオスのような状況のなかでアージェンティチームのマーコス・フラックにやや抑え込まれてしまいました。結果、頑張ったレースでしたが、ダギーは11位でフィニッシュしました。 土曜日のイベントを終了して、ダギーのコメント: “今日はトリッキーな瞬間がいくつかありました。本当はもっと良い結果が出せたはずでした。でも、ペースについては満足しています。明日のレース3は5位からのスタートなので良いチャンスになるでしょう。“ 日曜日午前のレース2はリバースグリッドで、ダギーは10位からのスタートのはずでしたが、ポールポジションのドライバーがグリッドに着けず、ダギーは9位からのスタートとなりました。リバースグリッドのレースは、ランキング上位の選手たちがグリッド後方から入賞を目指すため、いつも通りアクションが多い展開になりました。ダギーはアビー・プリングや前日優勝のマティアス・サガセタと何周にもわたるバトルを展開、英国F4が公式で「今シーズン最高のバトルのひとつ」と表現する戦いぶりでした。結果、ダギーはNo.25のマシンを10位に導きました。 この週末最後のレースとなるレース3では、ダギーはグリッド5位という好位置からの発進でした。スタートを上手く決めたダギーは1周目にアイデン・ニートを抜いて4位に上がりました。残り20分のレースの間またプリングとの闘いとなりましたが、ダギーはF4経験2年目のプリングを見事に抑えきりました。レース終了について誤解があり、プリングにそこを突かれてしまいましたが、ダギーの輝かしいパフォーマンスは誰もが認めるところでした。ノックヒルでの最終レースのチェッカーが振り降ろされたとき、ダギーは5位、ルーキー部門で2位でした。これでダギーは6回目のルーキー部門の表彰台に上がることになりました。 日曜日を終えて、ダギーのコメント: “正直言って、レース3の終わりかたには少しがっかりしています。レースの長さを取り違えてしまったからです。でも、またルーキー部門の表彰台に立ててうれしいです。僕たちが望んでいたペースもしっかり発揮できました。“ ココロ・パフォーマンス代表、キーレン・クラークのコメント: “ノックヒルでダギーの良いパフォーマンスが垣間見られました。レース2とレース3での防戦の巧さはとくにそうでした。最終的に4位を維持できなかったのは、ダギーにとって悔しいことだったでしょう。しかし、ルーキー部門で6回目の表彰台は、ダギーにルーキー部門での確固たる地位を与えました。まだシーズンは半分を終えたばかりです。ダギーには良いところを見せるチャンスがもっといっぱいあることでしょう。“ 2021英国F4の第16、17、18戦は、ハンプシャー州のスラックストンサーキットで8月28、29日に開催されます。

17
Aug
2021

ダギー・ボルジャ ルーキー部門優勝 オウルトンパークの表彰台に立つ

英国F4は短いインターバルを終え、日本人ドライバーのダギー・ボルジャもオウルトンパークでのレースに臨みました。そして、レース3ではルーキー部門で優勝、レース1でもルーキー部門の表彰台に立ちました。 オウルトンパークでの土曜日の朝は、薄暗く、小雨が舞う状況でした。F4が予選に出走するときには、本格的な雨が降ってきました。全車はスリックタイヤで出走しましたが、すぐにピットレーンはタイヤ交換をする車両であわただしくなりました。予選の終わりから4周というところで、ウエットタイヤにしたダギー・ボルジャは堅実なラップを叩き出して7番手を獲得。しかも、まだもっと速いペースが出せそうなところでもありました。 レース1のグリッド4列目に並んだダギーは、スタートで前の車両がストールしてしまい、やや出だしに影響を受けてしまいました。しかし、このストールしたマシンを避けたダギーは、1コーナーで7位を維持しました。さらにエドゥアルド・コセテンを抜いて6位になったダギーは、5位のオリバー・グレイにも挑みかかります。レース後半わずかにペースが落ちたものの、ダギーは6位の座を維持して、ゴール。これでシーズン4回目のルーキー部門の表彰台にあがりました。 リバースグリッドとなるレース2では、ダギーは13位からユーズドタイヤでスタートしました。このレースでのダギーの目標は、順位を挽回してポイントを稼ぐというものでした。16歳のダギーは、目前で起きた混乱も上手く回避し、巧みなドライビングを見せました。ダギーは、ポイントリーダーのジェームス・へドリーを12位に抑えて11位で完走しました。 土曜日のレースを終えて、ダギーのコメント: 「今日はかなりのポテンシャルがありました。予選結果は7位でしたが、もっと良いところまで行けたはずでした。レース1は難しいコンディションでのスタートでしたが、パフォーマンスには満足していますし、ルーキー部門で4回目の表彰台にも上がれました!レース2はリバースグリッドで、順位をどれだけ上げられるかというレースでしたが、結果に満足しています。 明るく暖かくなった日曜日、他のレースでの赤旗などによる日程の遅れから、F4のスタート時間も遅れて午後3:30になりました。ふたたび7位からのスタートとなったダギーは、序盤の数周は混乱を上手く避けて、7位を維持しました。しかし、自信とマシンの良さがあったダギーは7位の8ポイントだけで満足するつもりはありませんでした。そして、残り4分となったところで、前を行くマシュー・リースにプレッシャーをかけはじめました。そして、テレビの実況が「スーパー!」というほどの見事な追い抜きで6位に浮上。ダギーはさらに攻め続け、すぐにポイントリーダーのへドリーのバックミラーに自身のマシンを映します。残り1分というところでへドリーを抜いて5位にあがったダギーは、最終ラップでコセテンも目標に捉え、残り数コーナーというところで仕留めました。チェッカーフラッグまで攻め続けたダギーは、自己最高位タイの4位となったうえ、ルーキー部門の優勝も獲得しました。 成功裏に終わった日曜日について、ダギーのコメント: 「今日の結果にはとても満足しています。シーズンの開幕からは大きな前進なりましたし、僕たちの実力を示すことができました。チームと支援をしてくださっている皆さんに感謝しています。次のラウンドでもまた実力を示したいと思っています。」 ココロ・パフォーマン代表キーレン・クラークのコメント: 「ダギーにとって素晴らしい日曜日でした!レース3でのパフォーマンスは、まさに我々が知っているダギーの実力そのものでした。ライバルにプレッシャーをかけ続け、リスクを冒しても好結果に結びつけました。このあらたにみつけた自信によって、二週間後のノックヒルでも良い結果に結びつけると期待していますし、楽しみにしています。 オウルトンパークでポイントを稼いだ結果、ダギーはルーキーチャンピオンシップで4位につけています。この週末での成功をもとに、ダギーは8月14-15日のノックヒル戦に臨みます。

9
Aug
2021

ダギー・ボルジャ 英国F4表彰台へ挑む 接戦のブランズハッチ

日本のダギー・ボルジャは、英国ケント州のブランズハッチサーキットのインディコースで開催された2021年英国F4第3ラウンドで、同シリーズのトップドライバーたちとのバトルを展開しました。激しい戦いでチャレンジングな週末となったなか、ダギーは今季3度目のルーキーカップのトロフィーを獲得しました。 曇天の金曜日、F4ドライバーたちは2度のプラクティスに臨み、ダギーは両セッションを通して全長1.2マイルのショートコースを合計75周走行しました。結果は、FP1でトップ10圏内に入り、FP2では最速タイムよりわずか0.387秒遅れという結果でした。 しかし、土曜日の予選では16歳のダギーにとってフラストレーションがたまるものになってしまいました。結局、ダギーは予選16位でした。これはダギーが望んだ結果ではありませんでしたが、これでリバースグリッドとなるレース1では4位という好位置からのスタートにもなりました。 ブランズハッチのショートコースであるインディサーキットは、いつものようにエキサイティングなレースになりました。レース1で、ダギーは8周目に3位にあがり、表彰台の可能性も見えてきました。何周にもわたってダギーはハードに戦い、ライバルたちの猛攻を制していました。しかし、最終ラップで1台が最終コーナーでダギーに並びかけ、2台はほぼ横並びでフィニッシュしました。僅差で3位を獲られてしまったものの、ダギーはルーキーカップで2位となり、表彰台にあがることができました。 土曜日のレース後のダギーのコメント: 「腹立たしいことに、最終ラップの最終コーナーでの判断ミスで総合結果の表彰台を逃してしまいました。この状況でまた多くのことを学びましたし、もう同じようなミスはしません!でも、ルーキーカップで3度目の表彰台に立てたことはうれしかったです。」 日曜日に開催された2回のレースでどちらも16位からスタートしたダギーは、追い上げにかけていました。とくに、レース2ではカーリンの#25のマシンに乗るダギーは、順位をあげて12位でゴールしました。この日はコンディションが変わりやすく、このレース2はタイヤ選択が非常に難しいものになりました。ウェットタイヤでスタートしたダギーは、周囲のドライバーたちよりも見事な走りをみせて8位にあがり、ポイント獲得争いというところまで来ていました。しかし、路面状態が好転し始めると、スリックタイヤが有利な選択となり、ダギーをはじめウェットタイヤ勢は順位を落としていってしまいました。それでも、ダギーは安定した走りを続け、12位でゴールしました。 この週末最後のレース3では、中段グループが接戦状態となり、12位から16位までがわずか数秒以内でフィニッシュするほどでした。その接戦のなかでダギーは15位になりました。 日曜日のレースを終えたダギーのコメント: 「望んだとおりの週末とはいきませんでしたが、今後のレースに向けて改善すべき項目を見つけてマークすることができました。今週末も応援ありがとうございました。また、次です!」 ココロ・パフォーマンス代表キーレン・クラークのコメント: 「今週末の結果は、今シーズンこれまでダギーが頑張ってきたことを反映したものとは言いきれませんでした。土曜日は総合結果での表彰台を逃したのは残念でしたが、ダギーが表彰台にあがれる力を持っていることを示してくれました。日曜日はコンディションで左右される難しい状況でしたが、ダギーは中団で力強い存在であることを示しました。」 16歳のダギーにとってこの週末は総じてポジティヴなものになりました。日曜日は難しい状況ではありましたが、ダギーは多くのことを学習し、次戦以降に向けての伸ばせる部分も見つけられました。英国F4選手権は、短いブレイクのあと7月31日から8月1日にオウルトンパークで第10、11、12戦が開催されます。

30
Jun
2021

スネッタトンでのボルジャ ふたたびルーキーカップ表彰台獲得

ダギーことダグラス・ボルジャは、英国F4チャンピオンシップ第2戦の開催地ノーフォーク州のスネッタトンサーキットに向かいました。そこで蒸し暑いなかでの3日間でのレースとなりました。16歳のダギーは、レース1でスピンを喫した数時間後には、レース2でルーキーカップの表彰台に昇るという、立ち直りの強さを見せました。 イベントは金曜日の2回のフリー走行から始まりました。1周3マイル(約4.8km)のコースを走る2度のセッションを、ダギーはアクシデントもなくフルに走りきれました。暖かいドライコンディションのなか、全車ともとても高い戦闘力を発揮し、ダギーは2度のセッションともP15(15位)でした。ダギーの25号車は、上位勢に近づくことはできませんでしたが、このフリー走行からこの後の走行で良いペースで走ることへのヒントも得られました。 土曜日朝、晴天のもとで英国F4の予選が始まりました。速めにタイヤを交換したダギーは、コースの第3セクターでとても良いタイムを出すなど、堅実なタイムを重ねました。ダギーは12位で予選を終えました。が、何人かの選手が抹消されたラップタイムを再度有効とされたことで、最終的にダギーは13位となりました。 レース1はダギーにとってフラストレーションがたまるレースとなってしまいました。序盤に良いファイトで12位にあがると、ダギーはレースの大部分で後続を抑えて走っていました。しかし、ダギーは限界まで攻めた走りをした結果、残り7分にターン1でスピンしてしまいました。失った順位を挽回しようと、ダギーはゴールまで激しく攻めた走りをしましたが、18位でレース1を終えました。 レース2はリバースグリッドとなるため、ダギーはグリッド6番手の好位置です。隣にはアージェンティチームのエドゥアルド・コセテンが並びました。コーナーからコーナーへ時には4ワイド(4台横並び)になりながら、ダギーはライバルたちと毎ラップ上位入賞を賭けて激しく争いました。トップのゲオルギ・ディミトロフが後続を引き離していた一方で、ダギーは、今週末速かったドライバーたちをしっかり押さえこんで6位を守るという見事な走りをしていました。6位を死守したダギーはそのままチェッカーを受け、6位のポイントと、今季2回目のルーキーカップの表彰台に上がりました。 初日を終えてのダギーのコメント: 「今日のレース2でルーキーカップの表彰台を再度獲得できてとてもうれしいです。今朝のレースから大きな進歩でしたので、ポジティヴな気持ちです。」 日曜日、今週末最後のレースはダギーにとって短いものになってしまいました。グリッド12位からスタートしたダギーは、攻めの姿勢で1コーナーへアウト側から進入しました。ところが、1コーナー出口の縁石の終わりにさしかかったとき、ダギーのマシンの右後輪が芝生の窪みに落ちてしまい、その影響でマシンはコースアウト。深い草地に入ってしまいました。幸いダギーは無事でした。 レース3は残念なものになってしまいましたが、この週末はダギーにとって重要な学習ができ、今後への自信も深めるという、ポジティヴなものになりました。 厳しかったレース3を終えた後のダギーのコメント: 「1コーナーの縁石の終わりの溝にタイヤがはまってしまい、今日のレースをDNF(リタイヤ)で終えたことにはフラストレーションがつのります。チームには申し訳ないですし、また今週末努力してくれたことに感謝しています。でも、今回かなりポジティヴなことが得られました。次戦ブランズハッチ・インディでのレースに向けて、大くの学習ができましたし、自信を深めることもできました。」 ココロ・パフォーマンス代表キーレン・クラークのコメント: 「我々が望んだとおりの週末にはなりませんでしたが、ダギーのドライバーとしての成長にとってはきわめて重要なレースになりました。二つのインシデントはともにダギーが限界へ全力で攻めていたときのもので、重要なポイントをめぐってライバルたちと激しく戦っていたときのことでした。これらの経験は、今後のラウンドでダギーにとって役立つでしょうし、またポイント争いをしてくれるはずです。さらに、ルーキーカップの表彰台は素晴らしい成果であり、あの見事な防衛戦にふさわしい結果でした。」 FIA公認2021英国F4チャンピオンシップの第7、8、9戦はブランズハッチのインディコースで6月25―27日に開催されます。 写真:Jakob Ebrey  添付された画像はオンラインと印刷媒体用です。

17
Jun
2021

Contact

For more information about Dougie Bolger, media or partnership enquiries, please contact us via the details below.

General & Partnership Enquiries
josh@kokoro.media

Partners