ドニントンパークで見事なペースを発揮したボルジャ、ルーキー部門の表彰台へ

日本人ドライバーのボルジャ・ダグラス(ダギー)は、ドニントンパークでの英国F4選手権第5ラウンドを5位とルーキー部門の表彰台獲得で、首尾良くまとめあげました。カーリンのドライバーであるダギーは、土曜日の予選で良いペースを示し、週末の3レースでもクリーンなパフォーマンスを見せました。

ダービーシャーにあるドニントンパークサーキットは周辺の騒音規制があるため、F4のプラクティスは木曜日に行われました。午前のセッションはもっぱら各選手と各車のコースへの慣熟のために使われていました。一方、午後のセッションではダギーがとても有望なペースで走行し、この日のトップ10圏内につけました。金曜日は走行がなかったため、ダギーはコーチとエンジニアとともに1.9マイル(約3.1km)のコースを歩いて、翌朝の予選に備えました。

ドニントンパークでの土曜日は、珍しく明るく晴れた日になりました。お昼前にF4は予選のスタートを待つ隊列を組みました。以前このコースでのテスト経験もあったダギーは好感触で予選に挑みました。実際ダギーはすぐに力強いラップを重ねました。ダギーはチャンピオン争い中の選手たちに挑み、予選の大部分を5位につけていました。20分間の予選が終了した時点で、ダギーは7位となりました。これはカーリンのチームメイトたちよりも前で、ポールポジションからも0.5秒差でした。残念ながらダギーは前回のシルバーストン戦での接触からグリッドペナルティを受けていたことから、レース1は12位からのスタートとなりました。

充分に戦えるペースがあるとわかっていたダギーは、レース1では順位を上げることを目標とし、実際それを実現しました。接戦のなかでも、ダギーは接触を避けて10位に入り、ポイントを稼ぎました。しかも、カーリンのチームメイト二人を後続に従えての入賞でした。ここからは、より良いグリッド位置からのスタートになる日曜日の2戦に集中することになりました。

初日のレースを終えたダギーのコメント:

「予選での7位のパフォーマンスに満足していましたし、そこからレース1でポイントも獲得できてうれしいです。明日もこの勢いを維持して行きたいです。」

ダギーとチームは、日曜日朝のレース2は厳しいものになるとわかっていたため、新品タイヤはレース3用に温存させました。にもかかわらずダギーは好スタートをきり、1コーナーでタサナポール・インスラフューヴァサクにプレッシャーをかけていました。しかし、接触事故を避けるためにダギーは引いたところ、他の数台にも抜かれてしまいました。順位を落としてしまったあとは順位挽回が目標となり、セーフティカーが2度導入される忙しい展開のレースのなかダギーは11位でフィニッシュしました。

この週末最後のレースでは、ダギーはグリッド6位からのスタートで、温存していた新品タイヤで臨みました。トリッキーなスタートになったことで、シグナルが消灯した瞬間からダギーはプレッシャーを受ける立場となってしまいましたが、20分間のレース中ダギーはチームメイトでチャンピオン候補のジェームス・へドリーをはじめ数台を抑える巧みな防戦を展開しました。一時は7位に順位を落としたダギーでしたが、前方での混乱も味方につけて、ダギーは5位でチェッカーを受けました。力強いレース展開による入賞に加えて、ダギーはルーキー部門で3位となり、表彰台にも登りました。

レース3を終えて、ダギーのコメント

「スタートからゴールまで緊迫したレースでしたが、この週末を好結果で締めくくることができました。応援してくれたファンの皆さんやカーリンチームの皆にも感謝しています。」

ココロ・パフォーマンス代表、キーレン・クラークのコメント

「シルバーストンでの落胆のあと、ダギーにとって大事だったのは再び戦うということに尽きました。予選のペースでも3レースすべてで良い防戦ができたのは、とても満足しています。次のレースの前に、我々はダギーが将来より多く表彰台に登れるように、攻めのドライビングをフルチューンします。」

ボルジャ・ダグラスは、10月23-24日にブランズハッチサーキットのGPコースで開催される2021英国F4選手権最終ラウンドに臨みます。

写真:Jakob Ebrey  添付された画像はオンラインと印刷媒体用です。

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