ボルジャ、ブランズハッチでトップ10フィニッシュルーキーシーズンを5位で締めくくる

16歳の日本人ドライバーボルジャ・ダグラス(ダギー)は、最終戦でもトップ10圏内でフィニッシュしてルーキーカップ5位を確保し、英国F4のデビューシーズンを手堅く締めくくりました。

2021英国F4の最終戦で、ダギーはJHRディヴェロップメンツに移籍。このチームはドライバーとチームの両部門のランキングトップで最終戦に臨んでいました。ブランズハッチサーキットは今季のシリーズとしては再度の訪問となりますが、今回はフルコースのGPサーキットでの開催でした。ダギーはレース週末に先立って行われたテストで、戦闘力のあるペースを見せていました。

ダギーはすばやくチームとマシンに馴染んで土曜日の朝の予選に備えていました。その予選では赤旗による中断もありましたが、ダギーは良いラップを連発していました。残念なことに最速のラップはトラックリミットで抹消となりましたが、それでもダギーは予選を10位で終え、レース1をグリッド5列目からスタートすることになりました。

激しかった予選での戦いに加えて、土曜日には2レースが開催される忙しいスケジュールでした。レース1でもダギーはライバルたちがバトルをしかけてくるなか、順位を守りとおしました。20分間のレースで、ダギーは8位でゴールしました。レース2は、タイトなレース日程のなかで開始が遅れてレースも短縮となりました。このレースはリバースグリッドでダギーはグリッド8位からのスタートでした。

トリッキーなスタートのなかで、ダギーは10位に順位を落としましたが、4周目までに9位に挽回。9位で数周過ごして、トップ10フィニッシュが視野に入ったところで、素晴らしい追い抜きをしかけたように見えました。が、残念なことにこれがうまく行かず、13位に後退してしまいました。レースが短縮されたことで、ダギーが順位を挽回するチャンスがなくなってしまいました。がっかりした結果でしたが、ダギーとチームは次のレースに向けて視点を換えて、シーズンを好結果で終えることに目標を定めました。

この土曜日の午後には今回ダギーが所属したJHRディヴェロップメンツチームがドライバーとチームの両部門で今季のチャンピオンを確定しました。

土曜日のレースを終えて、ダギーのコメント

「JHRでの初レースを楽しみました。望んだとおりの結果にはなりませんでしたが、数多くのことが学べましたし、これをもとに明日のレースを組み立てようと思います。また、JHRチームとマシュー(・リース選手) にチャンピオン獲得おめでとうと伝えたいです。」

英国F4の今季最終戦は日曜日のランチタイムのあとに行われました。ダギーはグリッド14位からのスタートで、前のレースからの挽回を期しました。いつものように、モータースポーツ界の未来を担うスター選手たちは目を見張るようなレースを展開してくれました。そのなかで、前を走る選手との接触を避けるダギーの走りを、レース実況がたびたび称賛していました。14周のレースを終えて、ダギーは11位でした。見事な結果でした。

F4初シーズンを振り返って、ダギーのコメント

「今季のご支援すべてにとても感謝しています。支援をしてくださった皆さん、コーチ、選手権、JHRとカーリンチーム、すべてが素晴らしく、とてもありがたく思っています。最終戦は予定通りには行きませんでしたが、今シーズンの進歩を誇らしく思い、また、このような競争の激しいシリーズに参戦できたことを感謝しています。」

16歳のダギーは、初のF4シーズンでルーキーカップ5位となり、総合優勝とルーキーカップ優勝各1回をあげ、ルーキーカップでの6度の表彰台にも登りました。

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