熱戦のノックヒル ボルジャはルーキーポイントを伸ばす

前戦のルーキー部門優勝のあと、日本人ドライバーのダギー・ボルジャは英国F4選手権・パワード・バイ・フォードの第13、14、15戦が開催されるスコットランドのサーキット、ノックヒルへ向かいました。そこでの3レースでダギーは粘り強いレースを展開し、今季6回目のルーキー部門の表彰台を獲得しました。

土曜日の朝、晴朗なコンディションのなか予選に向けて16台のマシンが1.2マイル(約2km)のノックヒルのサーキットへと走り出しました。ダギーはクリアなラップがとれ、カーリンのマシンをレース1の7位のグリッドにつけました。そして、他の選手のペナルティからダギーのレース1のグリッド位置は6位になりました。また、予選でのさらなる好走の結果、日曜日のレース3のグリッドは5位になりました。

グリッド3列目からのスタートとなったレース1で、16歳のダギーは良いスタートをしましたが、ターン1とターン3でアウト側から攻めたところをグラベルに押し出されるという、フラストレーションがたまる状況になってしまいました。ここからポイント獲得を目指すバトルを展開したダギーは、カオスのような状況のなかでアージェンティチームのマーコス・フラックにやや抑え込まれてしまいました。結果、頑張ったレースでしたが、ダギーは11位でフィニッシュしました。

土曜日のイベントを終了して、ダギーのコメント

“今日はトリッキーな瞬間がいくつかありました。本当はもっと良い結果が出せたはずでした。でも、ペースについては満足しています。明日のレース3は5位からのスタートなので良いチャンスになるでしょう。

日曜日午前のレース2はリバースグリッドで、ダギーは10位からのスタートのはずでしたが、ポールポジションのドライバーがグリッドに着けず、ダギーは9位からのスタートとなりました。リバースグリッドのレースは、ランキング上位の選手たちがグリッド後方から入賞を目指すため、いつも通りアクションが多い展開になりました。ダギーはアビー・プリングや前日優勝のマティアス・サガセタと何周にもわたるバトルを展開、英国F4が公式で「今シーズン最高のバトルのひとつ」と表現する戦いぶりでした。結果、ダギーはNo.25のマシンを10位に導きました。

この週末最後のレースとなるレース3では、ダギーはグリッド5位という好位置からの発進でした。スタートを上手く決めたダギーは1周目にアイデン・ニートを抜いて4位に上がりました。残り20分のレースの間またプリングとの闘いとなりましたが、ダギーはF4経験2年目のプリングを見事に抑えきりました。レース終了について誤解があり、プリングにそこを突かれてしまいましたが、ダギーの輝かしいパフォーマンスは誰もが認めるところでした。ノックヒルでの最終レースのチェッカーが振り降ろされたとき、ダギーは5位、ルーキー部門で2位でした。これでダギーは6回目のルーキー部門の表彰台に上がることになりました。

日曜日を終えて、ダギーのコメント

“正直言って、レース3の終わりかたには少しがっかりしています。レースの長さを取り違えてしまったからです。でも、またルーキー部門の表彰台に立ててうれしいです。僕たちが望んでいたペースもしっかり発揮できました。

ココロ・パフォーマンス代表、キーレン・クラークのコメント

“ノックヒルでダギーの良いパフォーマンスが垣間見られました。レース2とレース3での防戦の巧さはとくにそうでした。最終的に4位を維持できなかったのは、ダギーにとって悔しいことだったでしょう。しかし、ルーキー部門で6回目の表彰台は、ダギーにルーキー部門での確固たる地位を与えました。まだシーズンは半分を終えたばかりです。ダギーには良いところを見せるチャンスがもっといっぱいあることでしょう。

2021英国F4の第16、17、18戦は、ハンプシャー州のスラックストンサーキットで8月28、29日に開催されます。

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